INFORMATION

九州国立博物館_山本作兵衛コレクション 保存処置作業完了報告展『1095日の軌跡』

2015.03.31


平成23年(2011)5月に、日本ではじめてユネスコ世界記憶遺産に登録された「山本作兵衛コレクション」をご存知でしょうか。世界記憶遺産には、かの有名な「アンネの日記」や「ベートーヴェン第9交響曲草稿」が登録されており、“人類が後世に伝える価値のある世界各国の文書、書物、楽譜、絵画、映画などの記録物を登録・保護し、公開すること”を目的とし、ユネスコ(国連教育科学文化機関)が主催しています。便利堂は、この「山本作兵衛コレクション」のコロタイプ複製制作事業に約3年間にわたり携わりました。
※山本作兵衛コレクションとは
約50年間にわたり炭坑夫として働きつづけた山本作兵衛が「孫たちにヤマの生活やヤマの作業や人情を書き残しておこう」とした詳細な炭坑労働の記録。その数は1,000枚以上にわたります。ユネスコのホームページでは以下のように言及されています。
――(前略)当時の日本について記述した文書は、政府や企業等の公式文書によるものがほとんどで、一人の労働者が作成した私的記録は非常に希少である。作兵衛の絵画には、公的記録では読み取ることができない当時の生々しさや臨場感がある。当該コレクションは、世界的に歴史的な重要性が高い時代を実際に生きた一人の人間の視点に基づく真正な記録である。

コレクションの原画には長期保存が難しいとされる酸性紙と思われる近代の西洋紙が使用されていました。そこで、大切な遺産を後世へ伝えるため便利堂のコロタイプ印刷で精巧な複製が作られることとなったのです。
更なる詳細は保存処置作業完了とあわせて、明日から開催される九州国立博物館「保存処置作業完了報告展1095日の軌跡」で知ることができます。
4月5日(日)12:00~16:00には1階エントランスにてコロタイプ印刷ワークショップを開催します!「山本作兵衛コレクション」複製に用いられた技術を、ご自分で実際に体験していただけます。無料ですので、是非ご参加ください。
「保存処置作業完了報告展1095日の軌跡」
【期間】4月1日(水)~4月19日(日)
【場所】九州国立博物館 1階ミュージアムホール http://www.kyuhaku.jp/
【関連イベント コロタイプ印刷ワークショップ】
【日時】4月5日(日)12:00~16:00
【参加費】無料
【事前申込】不要
コロタイプ印刷ワークショップについて詳しくはこちら↓
http://takumisuzuki123.blog.fc2.com/blog-entry-81.html

「法隆寺金堂壁画写真原板」展

2015.03.16


重要文化財指定記念!法隆寺金堂壁画の便利堂写真撮影原板の展示会を開催します!
便利堂が昭和10年に撮影した法隆寺金堂壁画の写真原板が、このたび国の重要文化財に指定されることとなります!それを記念し、本社ギャラリーにて法隆寺金堂壁画に関する資料を集めた展示会を開催します。法隆寺金堂壁画をめぐる詳細な資料の展示はもちろん、重要文化財となる原板の実物展示や、コロタイプ印刷の法隆寺金堂壁画(第6号壁)の原寸大掛軸の展示、当時の壁画撮影の様子がわかる模型など、充実の内容をご準備しています!
http://takumisuzuki123.blog.fc2.com/blog-entry-80.html
【期間】3月15日(日)~4月5日(日)
【開廊時間】11:00~18:00(会期中無休)
【会場】便利堂コロタイプキャラリー 株式会社便利堂 京都本社1階 ※入場無料
4月4日(土)15:00~は、講師・奈良県教育委員会文化財保護課 神田雅章氏のギャラリートークを実施します。
どうぞお気軽にお越しください。

「琳派RIMPA2015 下出祐太郎 りんぱ」展開催のお知らせ

2015.01.16

琳派展
本年は琳派の祖とされる本阿弥光悦が京都・鷹が峯の地を家康から拝領して400年。それを盛り上げるお手伝いの一つとして、便利堂コロタイプギャラリーでは下出祐太郎「琳派 RIMPA りんぱ」展を開催します!
漆蒔絵作家・下出祐太郎さん率いる「チーム琳派」による琳派漆器作品とコロタイプ複製による琳派の名品とのコラボレーション企画です。現代の我々が琳派のデザインを再構築し、合鹿椀(ごうろくわん)という大型のお椀に漆蒔絵で表現した新作200点あまりをご覧いただけます。
『サンダースソニア』 「コラボ」カテゴリ作品 池坊由紀(華道家元池坊次期家元)×下出祐太郎
『サンダースソニア』 「コラボ」カテゴリ作品 池坊由紀(華道家元池坊次期家元)×下出祐太郎
さらに詳しくはこちらから
サブ展示として、酒井抱一筆『夏秋草図屏風』などの琳派の名品のコロタイプ複製の陳列もいたします。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。
【期間】 2015年1月20日(火)~1月29日(木)
【開廊時間】 11:00~19:00 (会期中無休)
【会場】 便利堂コロタイプギャラリー 株式会社便利堂 京都本社1階 ※入場無料
地図はこちらから

「コロタイプで親しむ、花園天皇の宸筆」展 開催のお知らせ

2014.11.18


このたび便利堂コロタイプギャラリーでは、今上天皇のご即位を記念して始まった、『花園院宸記』全巻複製事業の完結を祝して特別展示を行います。歴史の目撃者としての天皇、お人柄がうかがえるご筆跡、また意外な一面も。
【コロタイプで親しむ、花園天皇の宸筆展】
【期間】 2014年11月20日(木)~12月6日(土)
【開廊時間】 12:00~19:00 (日曜祝日休)
【会場】 便利堂コロタイプギャラリー 株式会社便利堂 京都本社1階 ※入場無料
地図はこちらから
なお、11月26日(水)には16:00よりフロアレクチャーを行います。※参加費無料
講師は坂口太郎氏(日本学術振興会特別研究員PD、花園天皇日記研究会)。
コロタイプならでは、参考資料をまじえ間近に楽しんでもらえる、またとない機会になると思います。
ぜひお越しください。

第2回「コロタイプ手刷りプリントのおもしろさ」展開催

2014.06.20

image (3)
昨年につづき、便利堂の社員が、自慢の写真や原画を手刷りプリントした作品を展示いたします。
日々コロタイプに触れている職人からカメラマン、その他ショップ店員まで思いおもいにコロタイプで遊びました。
刷り上がりは未知数ですが、昨年より着実にレベルアップしています!
お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りくださいませ。
さらに詳しくはこちらから
【便利堂コロタイプギャラリー】
京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町302 株式会社便利堂 京都本社1階
【会期】
2014年6月24日(火)~7月18日(金)
※土・日曜日、休廊
12:00~19:00
地図はこちら

国際コロタイプ写真コンペティション「HARIBAN AWARD 2014」

2014.04.14

HARIBANカード-300x200
19世紀の古典技法「コロタイプ」を使った世界初の国際写真コンペティション「HARIBAN AWARD 2014」を開催します。
ガラス板を使うことから、日本では「玻璃版(はりばん)」と呼ばれる写真プリント技法のひとつ「コロタイプ」。便利堂コロタイプ工房は、明治38年の工房開設以来、1世紀以上にわたってこの技法を継承してきました。その伝統と文化を次の世代に伝えるためにも、より多くの方々にコロタイプを知っていただき、活用していただくことが重要だと考えています。「HARIBAN AWARD」プロジェクトは、広く世界からコロタイプで作品を作ってみたい写真家やクリエイターにエントリーしてもらい、最優秀者は工房のある京都に招待され、滞在しながら自分の思い描くプリント、あるいは新たな発見となるプリントを職人と共に作り上げるという、便利堂コロタイプ工房でしか味わえない体験ができます。
〈ホームページはこちらから〉
また現在、実現に向けて、クラウド・ファンディングにご支援をお願いしております。500円からパトロンになっていただけます。
〈こちらからお願いします〉
■ お問い合わせ先
HARIBAN AWARD 2014 事務局
〒604-0093
京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町302番地
便利堂内
電話:075-231-4351
E-mail : info@haribanaward.org
公式ホームページ http://bit.ly/hariban14
ツイッター @haribanaward
フェイスブック Hariban Award

「安井仲治コロタイプ写真」展開催

2014.04.14

便利堂コロタイプ・ギャラリーでは、おかげさまで開館1周年を迎えました。
本展では、戦前モダニズム写真の興隆期にその抜きん出た先駆性で強烈な刻印を残した写真家・安井仲治(1903-42)の遺作集より、オリジナルコロタイププリントを展示します。オリジナルプリントが焼失していることからも、きわめて貴重なプリント群です。
さらに詳細はこちらから
●フロアレクチャー
講師:金子隆一氏(東京都写真美術館)
5月5日(月・祝)14:00~
安井作品とコロタイププリントについてお話いただきます。
【場所】
京都便利堂コロタイプギャラリー
京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町302 株式会社便利堂 京都本社1階
【会期】
2014年4月18日(金)―5月11日(日)
12:00~19:00
会期中無休
KG+(KYOTO GRAPHE サテライト展示)
●本展示は、会期終了後に下記日程で東京でもご覧いただけます。
【場所】
京都便利堂ギャラリーオフィス東京(岩波書店一ツ橋別館7階)
【会期】
2014年6月2日(月)~13日(金)※土日休室
12:00~18:00
※東京会場のみ、入場には入場券(無料)が必要です。京都便利堂東京神保町店(東京都千代田区神田神保町2‐3‐1岩波書店アネックス2階/03‐5226‐0015)にて配布しています。

コロタイプ技術の保存と印刷文化を考える会

2010.01.27

アナログが持つ独特の人間らしさ、便利堂がこだわり続けてきたコロタイプは、デジタルには無い何かを持っていると信じています。

コロタイプ印刷機
コロタイプ印刷機

しかし一方では、フィルムやゼラチン、インキや和紙などアナログ資材の今後に確かな姿を見いだす努力も必要とも考えています。
残念ながらこのコロタイプという技術を持つ企業は世の中からほとんど姿を消しつつあります。
この技術もデジタルの波が日々押し寄せる中、近い将来、唯一、便利堂だけが有する技術になる可能性は否めません。
時代の流れに対応しながら、アナログとデジタルを融合させた新技術の向上発展に、どれだけの重要性が秘められているのか、この問題は印刷の文化やその歴史において極めて重要な意味を含んでいます。
同時に、アナログ資材の存続に対しても、社会的なメッセージを自ら発信する役割を担っているとも考えています。
文化財の保存、焼失文化財の再現や流出文化財の複製、未公開史料の展示といった場面に活躍してきたコロタイプ
現代に生きる我々は、後世に遺すべき文化財を如何にして守り、如何にして伝えて行くか—コロタイプを単なる印刷技術として捉えるのではなく、文化財との関わりの中で培われた意識を継続して保持し続けることが使命であると感じています。
文化財保護や保存の方法が全てコロタイプにあるとは考えてはいません。
しかし、文化財を次の世代に伝える技法としてコロタイプが持つ重要性を、私たち便利堂が自らの努力で社会にアピールすべき時代が到来していると考えています。
これまで内部プロジェクトとして検討を重ねてまいりましたが、ここに至りできるだけ多くの方々と話し合いの場を持ち、広範なネットワークづくりを推進する中で、コロタイプによる文化的貢献を果たすべく、
この度「コロタイプ技術の保存と印刷文化を考える会」を正式に発足させました。
この活動をとおして多くの方々にコロタイプを知っていただき、活用していただくことが、印刷文化の新たな展開につながるものと考えております。