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<その他> 書籍「海を渡った日本と皇室の文化」

2020.11.25

書籍 -英国王室秘蔵の名品でたどる-「海を渡った日本と皇室の文化」

 

本書は、2020 年の春※に英国クイーンズ・ギャラリーのバッキンガム宮殿で開催が予定されていた英国王室コレクション展「Japan: Courts and Culture」の日本語版図録です。英国ロイヤル・コレクションとは英国全土 15 王族の邸 宅や元邸宅に保管されている美術品のコレクションで、他のヨーロッパ王室の中でも有数の規模と重要な美術品を所 有しています。 ※2022年に延期となりました。

特に日本の美術品に関しては優れたものが数多くあり、それぞれの作品の来歴は他に類がないほど独特で、ほとんど が古くから伝わる物です。その一方で、英国王室が所有する日本美術の存在とその歴史については、日本国内のみな らずイギリスをはじめ全世界であまり知られておらず、今回のようにロイヤル・コレクションの中から日本美術だけを1冊に まとめた書籍はほかに例がありません。

本書では、3 世紀にわたる英国と日本との交流の歴史を、英国王室に秘蔵された皇室からの贈呈品や日本美術コ レクションを通して明らかにしようとするものです。今回紹介される王室による日本との交流に関するエピソードは、過去 の日本美術の展覧会や美術史の書籍などのいずれにも紹介されたことはなく、「日英文化季間 2019-20」と英国人 として初めて日本に到達したウィリアム・アダムズ(三浦按針, 1564-1620)の没後 400 周年に奇しくも重なるこの 時期に初めて披露されるものです。

日英文化交流の歴史を学ぶにあたって、本書が現在もなお続く英国王室と日本皇室の親密な関係を多くの人に再 認識してもらえる機会になると期待しています。

 

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<実績紹介>【国宝】「聖徳太子及び天台高僧像」 コロタイプ里帰り複製制作

2020.11.15

【国宝】「聖徳太子及び天台高僧像」 コロタイプ里帰り複製制作

この度、法華山一乗寺所蔵の仏教絵画の超名品「国宝 聖徳太子及び天台高僧像」がコロタイプ複製によってお寺に里帰りいたしました。

■聖徳太子及び天台高僧像(十幅 絹本著色 平安時代)とは

聖徳太子をはじめ、龍(りゅう)樹(じゅ)菩薩(インド)、善(ぜん)無(む)畏(い)三(さん)蔵(ぞう)(インド)、慧(え)文(もん)禅師、慧(え)思(し)(南岳大師)、智顗(ちぎ)(天台智者大師)、灌(かん)頂(じょう)(章安大師)、湛(たん)然(ねん)(荊渓大師)、最澄(伝教大師)、円(えん)仁(にん)(慈覚大師)などインド、中国及び日本の天台宗関係の高僧を描いたもので、各図とも補筆が少なくないが、細部の文様そのほかに繊細華麗な平安時代の画風がうかがわれ、坐像、立像、正面向き、側面向きなど変化に富んだ像容は、平安時代の高僧像の一般を示して興味深いものがある。なお聖徳太子など五幅の上部色紙形にわずかにのこる賛文は、天慶九年(946)叡山東塔法華堂(延暦寺)の像に橘(たちばなの)在(あり)列(つら)が加えた画賛と符合する点、その像容も同壁画に倣った可能性が高い。いずれにしても平安時代前期の東寺(教王護国寺)の国宝 真言七祖像などに対比すべき平安時代後期高僧像の優品としてその価値は高い。
『国宝事典 第四版(便利堂刊)』より

 

 

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