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日本の縁起物

2014.12.11

京都では毎年12月13日、「事始め」という行事で舞妓さんたちがピンクと白の「福玉」と呼ばれるボールのようなものを挨拶まわりのお礼としてもらい、持って歩きます。その中には縁起物が入っていて、ミニチュアの蔵なら「蔵が建つほどお金が儲かる」、三味線なら「芸事が上達する」、タンスなら「衣装が増える」などといって、除夜の鐘が鳴る頃に開け新年を祝うのだそう。
“福がある”という縁起物は普段何気なく飾られているのを目にしますが、例えば「福助」については、どんなご利益があるといわれているのか、ご存知でしょうか?
福助
2015年賀状 〈福助〉 93円(税別)
ぷっくりした豊かな顔立ちや大きな耳たぶは、なるほど、福がありそうです。

それは、「運が開ける」「福を叶える」です。そのことから、「叶福助」といわれることもあるそうです。そもそもは京都の伏見人形に「於福さん」という女性の人形だけがあったところ、男性もつくって夫婦ものにしてやろうと作られたのが起こりなんだそう。この人形を絹布団の上に乗せてお神酒やお供えをして福を祈る風習が京阪地方で始まり、のちに江戸にも伝えられるようになったようです。
福助のモデルとなった人物については諸説あるようですが、一説には京都の呉服屋「大文字屋(現在の株式会社大丸松坂屋百貨店)」のご主人が、店の宣伝に努めて家業を隆盛したのちも貧民たちへの施しを忘れなかったので、その姿にあやかるように人形が作られたのだとか。筆者はもともと関東人なのであまり馴染みがありませんでしたが、京都中心部には“大百貨店といえば大丸”、という空気があります。それだけに、あの大店舗のかつてのご主人が福助のモデルとの説があるとは、驚きでした。
縁起物を飾るという風習は信仰の一つですが、日本では古来より、生まれた年の干支ごとに定まった「十二守り本尊」という信仰もあります。
子:千手観音菩薩
丑・虎:虚空蔵菩薩
卯:文殊菩薩
辰・巳:普賢菩薩
午:勢至菩薩
羊・申:大日如来
酉:不動明王
戌・亥:阿弥陀如来
なんでも、自分の守り本尊は一世一代を守ってくださる存在になるとのことで、初詣に自分の守り本尊を祀る寺社に参拝するという習慣もあるのだそう。例えば2015年の干支でもある羊年の人の守り本尊は大日如来、という風になります。
曼荼羅クリアファイル
曼荼羅クリアファイル〈国宝 両界曼荼羅 中台八葉院〉 300円(税別)  東寺所蔵 国宝 両界曼荼羅 胎蔵界より
皆さんはどの仏様がご本尊ですか?少し早い話ですが、初詣には自分の守り本尊の祀られたところへ行くとご利益がありそうです。
街はクリスマスのイルミネーションやイベントで盛り上がっていますが、日本ならではのこの時期の風物詩としては、縁起物も一役買うはず。一年の区切り目として、身近に縁起物のアイテムを取り入れてみるのはいかがでしょうか。
京都三条富小路店
東京神田神保町店
公式オンラインショップ
老舗モール

メディア情報 『和楽』に掲載していただきました

2014.12.05

和楽
和楽1・2月合併号の220~223ページにて京都国立博物館ミュージアムショップとグッズをご紹介いただきました。
掲載商品は『和楽誌上通販』にて販売されています!※数量限定販売ですのでご注意ください
http://www.pal-shop.jp/user_data/waraku.php
ミュージアムショップ・グッズに関するお問い合わせは京都国立博物館ミュージアムショップまで。

明治期の絵はがき

2014.11.28

日頃お世話になっている方々へ新年の寿ぎと感謝を伝える年賀状のやりとり。日本郵政によると年賀状の流通量は毎年減少傾向にあるらしく、「そういえば最近書いていないなぁ」とか「書く量が減ったなぁ」という方も多くなってきていることでしょう。
みなさんは、そもそも「郵便はがき」が利用されるようになったのはいつ頃からだと思いますか?
それは1869年9月22日、今から約150年前のことで、ドイツのウィーンではがきに関する規制が設けられた時だそう。
日本に絵はがきが公式に登場したのは、1900年(明治33年)、19世紀最後の年です。
絵はがきブームはそれから程なくして始まりました。
舞姿
復刻絵はがきセット 〈舞姿〉 500円(税別) ※1905年(明治38年)便利堂発行の復刻版
明治期の便利堂では、当時の名だたる4人(竹内栖鳳・今尾景年・鈴木松年・山元春挙)の日本画家が描きおろした絵はがきを作っています。
1903年(明治36年)には東京市内の絵はがき取扱い数が550万を達し、当時の東京の総人口225万(※内閣統計局の推計)の約2倍の数にも及んでいたようです。またその2年後の明治38年には約3倍の1455万枚にも及び、日露戦争の戦勝ムードのなか絵はがきブームも最高潮を迎えます。電話機や電報が広く普及する以前のことですので、通信手段としてさぞ重宝され、その1枚1枚にぎゅっと内容が詰まっていたのだろうと想像できますね。
現在通信手段として広く利用されている電話やメールは音声や文字だけのメッセージ。紙面のレイアウトやデザインといった要素が大きく入るのは絵はがきのみです。当時の人達は、最先端の通信手段の表現を目一杯楽しみ、その結果として多種の個性豊かな絵はがきが作られたのでしょう。
明治期のブームに乗り趣向を凝らした絵はがきがこぞって制作されましたが、扱われたモチーフから当時の流行や生活を読み取れることも絵はがきの面白さです。
ベースボール
復刻絵はがきセット「ベースボール」1,142円(税別) ※1905年(明治38年)便利堂発行の復刻版
明治期に入ると、それまでの日本人が知らなかった「運動する楽しみ、喜び」、すなわち「スポーツ」という従来の武道とは違った新しい概念が輸入されました。なかでも野球は人気が高く、数多くの絵はがきが作られたようです。
また、日本を代表する観光地や京都の名所風景の絵はがきも多く制作され、そこからも当時の文化をうかがい知ることができます。
京名所百景6枚組
「京名所百景」復刻絵はがきセット 1,142円(税別) ※1905年(明治38年)便利堂発行の復刻版
富小路店限定商品 〈地図〉
京博MS
「京名所百景」より《京都帝室博物館(現京都国立博物館)》復刻絵はがき 300円(税別) ※1905年(明治38年)便利堂発行の復刻版
京都国立博物館ミュージアムショップ限定商品
知恩院
「京名所百景」より《知恩院三門》復刻絵はがき 300円(税別) ※1905年(明治38年)便利堂発行の復刻版
知恩院和順会館ショップ「沙羅の木」限定商品
「京名所百景」についてさらに詳しくはこちらから
すべて紹介しきれないのが残念ですが、明治期の絵はがきにはほかにも「美人はがき」「文学はがき」と呼ばれる大変興味深いものもありました。
夏子
(左図)「浪さん」 上村松園 1904(明治37)~1905(明治38)年   (右図)「夏子」 1905年(明治38年)  いずれも便利堂発行の絵はがき
便利堂が明治期に制作した数々のユニークな絵はがきについて、詳しくはこちら
てのひら逍遥
書籍 〈明治の京都 てのひら逍遥〉 1,200円(税別) ※送料無料
また、こちらではレトロな絵はがきの雰囲気が楽しめます。
ふゆこもり ふゆこもり わが世の春 宛名面
コロタイプ絵はがき〈季趣五題 ふゆこもり〉  コロタイプ絵はがき〈季趣五題 ふゆしずか わが世の春〉 竹久夢二 各200円(税別)
宛名面(一番右の画像)に注目してください!この「季趣五題(きしゅごだい)」シリーズでは「郵便はがき」の文字を右側から読んでいた明治期のデザインを採用しています。
サイズもその頃用いられていたものに似せて、現在の官製はがきよりひとまわり小さく、かわいらしいですよ。
その他の季趣五題はがきはこちらから

明治期の絵はがきブームはどこへやら、現在では絵はがきを日常的にやりとりする人も少なくなりました。電子メールやインターネットも便利ですが、たまには手書きの絵はがきを書いてみるのもなかなか味なものですよ。
便利堂では年賀はがきを好評販売中です。
商品に関するお問い合わせは下記店舗にて承っております。
京都三条富小路店
東京神田神保町店
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「コロタイプで親しむ、花園天皇の宸筆」展 開催のお知らせ

2014.11.18


このたび便利堂コロタイプギャラリーでは、今上天皇のご即位を記念して始まった、『花園院宸記』全巻複製事業の完結を祝して特別展示を行います。歴史の目撃者としての天皇、お人柄がうかがえるご筆跡、また意外な一面も。
【コロタイプで親しむ、花園天皇の宸筆展】
【期間】 2014年11月20日(木)~12月6日(土)
【開廊時間】 12:00~19:00 (日曜祝日休)
【会場】 便利堂コロタイプギャラリー 株式会社便利堂 京都本社1階 ※入場無料
地図はこちらから
なお、11月26日(水)には16:00よりフロアレクチャーを行います。※参加費無料
講師は坂口太郎氏(日本学術振興会特別研究員PD、花園天皇日記研究会)。
コロタイプならでは、参考資料をまじえ間近に楽しんでもらえる、またとない機会になると思います。
ぜひお越しください。

琳派400周年「生き続ける琳派」

2014.10.31

2015年は日本美術史にとって特別な年です。何にあたる年なのか、みなさんはご存じでしょうか。
美術史の中ではかなり大きな存在感を放つ”あるもの”ですので、すぐに答えられる美術好きの方も多いのでは?
そうです、来年は、琳派が誕生してからちょうど400周年にあたるのです。
日本人なら誰でも一度は目にしたことのある『風神雷神図屏風』は琳派の象徴的作品としても知られていますね。
風神雷神図屏風
縮小屏風〈国宝 風神雷神図屏風〉宗達筆(大)14,000円(税別)
「そもそも琳派って何?」という方は、こんなに美しい作品群を知らないでいるのはもったいないですよ。
(そういう筆者も入社するまで恥ずかしながら「琳派ってどう読むの?」というレベルでしたが。)
そこでここでは、琳派入門をご案内したいと思います。
琳派(りんぱ)とは、「尾形光琳(おがたこうりん)」の「琳」からとった、絵画の流派のことです。俵屋宗達(たわらやそうたつ)から始まり、光琳の手によって発展・浸透していったことが言葉の元となっています。後代には江戸琳派といわれる酒井抱一(さかいほういつ)をはじめとした名手たちが受け継ぎました。宗達の死から約100年後、光琳が自らの研究によって独自に宗達の画法を修得していったように、「私淑(ししゅく)」といわれる独特の継承方法をとっていることが特徴です。そのため、始祖の宗達の時代から末代にいたるまで、約300年の長きに及んで引き継がれてきたことはまた特筆すべき点です。琳派が400年という時を超えてもなお生き続けているのは、約100年ごとに私淑し画道をつき進んだ宗達・光琳・抱一をはじめとする琳派の作家の奮闘があってこそです。
琳派について、さらに詳しくはこちらから
知名度に比することなく俵屋宗達のその生涯や画業に関するほとんどは謎に包まれていますが、唯一 『西行物語絵巻(出光美術館蔵)とでこちらの屏風の描かれた年代だけがわかるのみで、それ以外の作品の制作年は不明とされています。まさに、謎に包まれた作家です。
源氏物語図屏風
縮小屏風 〈国宝 源氏物語図屏風〉宗達筆 7,800円(税別) 1631年
とはいえ、交友関係ではハッキリしているものがあります。
それは、本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)の下絵を描いていたということです。
光悦は刀剣の研磨や鑑定を家業とする家に生まれ、蒔絵、陶芸、書などの多くの才能に恵まれた芸術家でもありました。宗達はこの光悦の描く書をよりいっそう引き立てる素晴らしい下絵を描き、『鶴下絵三十六歌仙和歌巻(下図)』『四季草花下絵古今和歌巻』など多くの美しいコラボ作品を残しました。
鶴図下絵和歌巻
色紙 〈重文 鶴図下絵和歌巻(伊勢)〉書:光悦筆 画:宗達筆 1,800円(税別)
ちなみに、便利堂では宗達の作品をテーマとした2015年カレンダーを制作中。コロタイプによる職人の手刷りカレンダーです。

ショップのプレミアムカード会員様限定で、店頭で3,000円以上お買い求めいただいた方には抽選で、10,000円以上お買い求めいただいた方にはもれなくプレゼントいたします。
さらに、京都国立博物館ショップでも同様のキャンペーンを実施予定。詳細は後日改めてご連絡いたします。
そんな宗達に私淑して自らの画道を発展させたのが尾形光琳です。10代のころから能が好きだった関係で醍醐寺三宝院の門跡・高賢のもとに出入りしており、そこに俵屋宗達の作品があったことが2人の縁を繋いだようです。
京都の高級呉服商の家に生まれた光琳は両親の遺産を受け継いだ後しばらく豪遊生活をしますが、やがて使い果たしてしまいます。そんな中で志したのが画業でした。
紅白梅図屏風
金箔風クリアファイル 〈国宝 紅白梅図屏風〉 光琳筆 500円(税別)
紅梅と白梅の対比が美しい作品。背景の全面に金箔が張られ、水流は銀箔になっている。
光琳はやがて宗達の風神雷神図屏風を模した、自らの風神雷神図屏風を完成させます。
風神雷神図屏風クリアファイル
クリアファイル<尾形光琳 重文 風神雷神図屏風> 300円(税別)
そんな風神雷神図屏風は、光琳の没後さらに酒井抱一の手によって受け継がれます。
光琳への思いから、彼は光琳の描いた風神雷神図屏風の裏面に自らの作品『夏秋草図屏風』を遺しています。

屏風 〈重文 夏秋草図屏風〉抱一筆 5,000円(税別)
二つの作品の重なりをみると、なんと『夏秋草図屏風』はオモテ面に描かれた風神雷神の降らす雨や雷にリンクさせた絵になっているというから驚きです。
『風神雷神図屏風』『夏秋草図屏風』の関係について詳しくはこちら
ちなみに、便利堂ではこの『夏秋草図屏風』を原寸大で複製することに成功しています。

原寸大複製屏風〈重文 夏秋草図屏風〉抱一筆 1,400,000円(税別) タテ165.0×ヨコ182.0cm 50%縮小版もございます。
普段はなかなか日の目をみるチャンスがありませんが、今回は11月5日からの1週間、東京日本橋三越にて開催する「Kyoto Week」にて展示を行いますので、お越しの際は是非見にいらしてくださいね。
2015年には琳派の作品をモチーフとした新商品を発売する予定です。詳細が決まり次第告知させていただきますので、どうぞお楽しみに。
また便利堂では、現在東京国立博物館で所蔵している尾形光琳の風神雷神図屏風の複製プロジェクトも実施いたします。表面・裏面ともに実物さながらの出来栄えのものを現代によみがえらせ、文化の発達に貢献しよう、というものです。大人一人分の身長ほどもある大きな風神雷神図屏風を一から作成する、夢のあるプロジェクトです。
詳細はまた後日ご報告します。ぜひ続報をお待ちください。
京都三条富小路店
東京神田神保町店
公式オンラインショップ
老舗モール

【放映】 朝日放送(関西ローカル)『おはよう朝日です』放送のお知らせ

2014.10.29

10月30日(木)の朝7時35分ごろ、朝日放送『おはよう朝日です』(関西ローカル)の番組にて京都国立博物館平成知新館ミュージアムショップをご紹介いただきます。
よろしければ是非ご覧ください。
※生放送のため放映されない場合がございますのでご注意ください。

【掲載】 『Leaf 12月号』『女性自身 11月4日号』

2014.10.29

『Leaf 12月号』 京都国立博物館 ミュージアムショップ京都便利堂のご紹介(67頁)
20141029-1
掲載商品は店頭にてお求めください。
『女性自身 11月4日号』 京都三条富小路店のご紹介(中盤カラーページ)

掲載商品はこちらです!

扇子〈四季花鳥図巻〉抱一筆 (女性用)
     
〈滑稽新聞 銀杏の葉〉     〈ウソとニシキギ〉小泉勝爾・土岡泉   〈日光中禅寺湖〉 川瀬巴水    〈都より〉 竹久夢二

「国宝 鳥獣戯画と高山寺」展

2014.10.09

初日は約3,000人もの入館者数となり、鳥獣戯画甲巻の展示室に入るには約1時間待ちにもなったという、いま話題の「国宝 鳥獣戯画と高山寺」展。会場である京都国立博物館の混雑ぶりは各所でもニュースになっているようですね。
今回はそんな展覧会に、実際に足を運んでレポートいたします。
入口でまず目に飛び込むのは、鳥獣戯画甲巻を模した巨大オブジェ。

全長3~4mほどはあろうかと思われる、見上げるほどの大きさです
相撲をとるカエルとウサギを前に、記念撮影ができちゃうんです。友人や家族、恋人と来場するなら、ぜひ一緒に撮りたいですね。

かくいう私も思わずパシャリ
さて、さっそく展示を観ていきましょう。
はじめの展示室は高山寺の開創とその興隆がテーマ。かの高山寺が誰によってどんな風に大きくなっていったのかがよくわかるようになっています。
細かい部分はぜひとも自分の目で見ていただきたいと思いますが、私が特に驚いたのはその残された書物の数。
高山寺は初め神護寺の別所で、のちに「華厳密教」という新しい教義を生み出した明恵上人が寺域を与えられてからその興隆が始まったそうですが、その頃から伝わる縁起・伝記・記録類などの資料に関しては、その数なんと9,293点にものぼるとのことです。すべて『高山寺典拠文書類』として重要文化財に指定されているのですが、これらからは当時の修行僧たちの修練の程がうかがわれますね。

色紙 〈明恵上人樹上坐像〉1,800円(税別)
個人的な話ですが、普段から悪行を働いているわけでもないのに「運悪いよね」とよく言われる私など、仏教の因果応報の道理を実際の出来事から明らかにしようとした仏教説話集、国宝『冥報記』に興味津々でした。
また更に興味深かったのは、明恵上人自身がみた夢を19歳から58歳までの約40年間にわたって書き続け、心理学の世界で研究も進められているという、重文『夢記』。明恵上人が、夢の中でも仏道を求め続けたことがわかる資料となっているとか。自分の無意識の世界をさらけ出しながらもなお評価される明恵上人は、やはりとてつもなく偉大です。
こちらは、そんな明恵上人が幼時に母を亡くしたことから、代わりの母として慕ったというお像。
  
軸装 〈国宝 仏眼仏母像〉 80,500円(税別)
この一枚に明恵上人の念が込められていると思うと、とても感慨深いですね。
さて次に待ち構えているのは、鳥獣戯画巻の展示室。入ってすぐ観られるのは、第一巻目の甲巻です。
展示スペースの随所に貼られた修理前の写真を見ると、やはり驚くほど綺麗になっていることがわかります。

原寸絵巻物 〈国宝 鳥獣人物戯画 甲巻〉 58,000円(税別)
実物と同じ大きさで複製した便利堂製の鳥獣画巻

鳥獣戯画は甲・乙・丙・丁の全4巻からなりますが、今回の保存修理作業には約4年の期間を必要としたとのこと。その中には様々な工程があるはずですが、仮に単純計算してみると、1巻ごとに1年もの月日がかかったとも考えられます。保存修理の世界では当然のことかもしれませんが、世界で1つしかない、まさに「ほかならぬもの」を修理していく過程は、さぞかし緊張と苦労の連続であっただろうなぁと想像しながら眺めました。
ちなみに、会期中は、全4巻が巻ごとに前半・後半場面を区切って展示されます。前半は11月3日まで、後半は11月5日から24日の終了日までで、それぞれに違った場面を観覧することができます。

縮小絵巻物 〈国宝 鳥獣人物戯画 甲巻〉 3,900円(税別)
全巻の全場面を一度に楽しむならこれを見るしかないですよ! 甲・乙・丙・丁の全巻がございます。

今回の作業の中で発見された新しい事実もあるようで、その内容は「なるほど」と関心するものばかりでした。
また、高山寺には鳥獣戯画の他にこんな絵巻物もあるようです。

縮小絵巻物 〈重文 将軍塚絵巻〉 3,900円(税別)
平安京へ遷都する際、桓武天皇が都の長久を願って土製の巨大な武人人形を埋めたという将軍塚を築き上げるまでの様子を描く。

こちらも鳥獣戯画と同じく詞書がなく、ひたすらに白描画からわかることを読み取っていく絵巻物。しゅるしゅると自由に描かれた曲線がなんとも綺麗で、もし手元に巻物があれば、次々に場面を読み進めてしまいそうです。
この他にも普段なかなか見られない、鳥獣戯画の一場面に組み込まれていたという断簡も観ることができ、解説の展示パネルやモニター映像とともに、最初から最後まで見どころたっぷりでした。
さて、展示室を出てすぐのところに広がるのは、展覧会グッズ売り場。そこにはズラリ、鳥獣戯画の動物たちをモチーフとしたグッズが約200種類。鳥獣戯画でなくても、思わず欲しくなるグッズがよりどりみどりです。
こちらは、展覧会の会場で11月24日(月)までしかご購入いただけない超レアな限定グッズ。
  
ずらり並べると甲巻の場面が一望できる鳥獣戯画トランプ 1,388円(税別)
  
かわいらしい箱に入った金平糖。京都みやげとしてもおすすめ。 740円(税別)
  
メンズ・ウィメンズ、白・紺・水色・ピンクの4色があります。 2,129円(税別)

タオルといえば「今治」のふわっふわタオルハンカチ。 日本製の品質の高さをぜひ会場で確かめてください。 787円(税別)
20141009-10  
動物の金箔・銀箔を押したご朱印帖のALBUS。柄はすべて1点もの。お気に入りを探すだけでも心躍ります。 5,000円(税別)
2015年のカレンダーも新発売しています。 ※こちらのみオンラインショップでも購入可能です。

カレンダー 〈国宝 鳥獣人物戯画〉 1,500円(税別
この他にも、竹製マグネット、缶バッジ、手ぬぐい、和綴じノートなどなど、この展覧会のためだけに作られたイチオシ限定商品が勢ぞろいしています。
今回ご紹介できなかったものについては便利堂のツイッターでもご紹介していますので、ちょっとでもご興味があればぜひご覧ください。
https://twitter.com/kyotobenrido
展覧会を良い思い出として持ち帰って欲しい、という思いをこめて製作した、便利堂こだわりの商品がたくさん並んでいます。
会場にお越しの際は、ぜひミュージアムショップもお楽しみください。
ちなみに、鳥獣戯画のグッズにはすべてこちらのマークが。

ご購入いただいた金額の一部は高山寺に納められ、文化財保護・境内整備のためにお使いいただいています。
鳥獣戯画グッズはオンラインショップでも約100点販売しております。
ご観覧はこちらから
遠方にお住まいだったり、忙しくて観に行けないという方でも、こちらのグッズで少しでも展覧会の気分が味わえることを願っています。

夜でも美しい京都国立博物館本館の外観
京都三条富小路店
東京神田神保町店
公式オンラインショップ
老舗モール