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HARIBAN AWARD 2014 グランプリ受賞者 Awoiska van der Molenコロタイプ写真展

2015.04.09


Awoiska van der Molen Untitled 351-10 2013

19世紀の古典技法「コロタイプ」を使った世界初の国際写真コンペティション「HARIBAN AWARD 2014」で世界中の応募者131名の中から見事に最優秀賞受賞者に選ばれたアヴォイスカ・ヴァン・デル・モレン氏が、職人とともにつくり上げたコロタイププリントの展示を行います!
【日時】2015年4月18日(土)~22日(水) 11:00~18:00
【場所】臨済宗保水山 廣誠院 《地図はこちら》
【施設入場料】700円
廣誠院は数奇屋風の書院と茶室からなり、庭園では高瀬川から引き込まれた大きくゆるやかな川の流れを眺めることができます。趣深い建物や豊かな庭園のなか、ゆったりとした気持ちで作品をお楽しみいただける場所です。通常は非公開ですので、施設内部に入ることができる今回は大変貴重な機会になります。

廣誠院の眺め
また18日(土)には、アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレン氏による写真集サイン会を実施します!

アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレン氏 パリフォト2014にて
昨年の選考の様子やアヴォイスカ・ヴァン・デル・モレン氏の略歴はこちらから
作品制作についてのインタビューはこちらから
氏がコロタイプ職人とともにひたむきに作り上げた作品の数々を、ぜひご覧ください。

なお、本展示は23日(木)以降も場所を変えて行います。
【期間】4月23日(木)~5月10日(日) 11:00~18:00
【場所】京都ホテルオークラ 地下1階 ※廣誠院すぐ近く 《地図はこちら》
【施設入場料】無料
お越しの際はお間違えのないようご注意ください。
皆様のご来場を心よりお待ちしております!

国際コロタイプ 写真コンペティションHARIBAN AWARD 2015 公募開始のお知らせ

2015.04.09


19世紀の古典技法「コロタイプ」を使った世界初の国際写真コンペティションの第2回目、「HARIBAN AWARD 2015」を開催します!
ガラス板を使うことから、日本では「玻璃版(はりばん)」と呼ばれる写真プリント技法のひとつ「コロタイプ」。便利堂コロタイプ工房は、明治38年の工房開設以来、1世紀以上にわたってこの技法を継承してきました。その伝統と文化を次の世代に伝えるためにも、より多くの方々にコロタイプを知っていただき、活用していただくことが重要だと考えています。「HARIBAN AWARD」プロジェクトは、広く世界からコロタイプで作品を作ってみたい写真家やクリエイターにエントリーしてもらい、最優秀者は工房のある京都に招待され、滞在しながら自分の思い描くプリント、あるいは新たな発見となるプリントを職人と共に作り上げるという、便利堂コロタイプ工房でしか味わえない体験ができます。
さらに詳しくはこちらから


■お問い合わせ先
HARIBAN AWARD 2015 事務局
〒604-0093
京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町302番地
便利堂内
電話:075-231-4351
E-mail : info@haribanaward.org
公式ホームページ www.benrido-collotype.today/competition
ツイッター @haribanaward
フェイスブック Hariban Award


九州国立博物館_山本作兵衛コレクション 保存処置作業完了報告展『1095日の軌跡』

2015.03.31


平成23年(2011)5月に、日本ではじめてユネスコ世界記憶遺産に登録された「山本作兵衛コレクション」をご存知でしょうか。世界記憶遺産には、かの有名な「アンネの日記」や「ベートーヴェン第9交響曲草稿」が登録されており、“人類が後世に伝える価値のある世界各国の文書、書物、楽譜、絵画、映画などの記録物を登録・保護し、公開すること”を目的とし、ユネスコ(国連教育科学文化機関)が主催しています。便利堂は、この「山本作兵衛コレクション」のコロタイプ複製制作事業に約3年間にわたり携わりました。
※山本作兵衛コレクションとは
約50年間にわたり炭坑夫として働きつづけた山本作兵衛が「孫たちにヤマの生活やヤマの作業や人情を書き残しておこう」とした詳細な炭坑労働の記録。その数は1,000枚以上にわたります。ユネスコのホームページでは以下のように言及されています。
――(前略)当時の日本について記述した文書は、政府や企業等の公式文書によるものがほとんどで、一人の労働者が作成した私的記録は非常に希少である。作兵衛の絵画には、公的記録では読み取ることができない当時の生々しさや臨場感がある。当該コレクションは、世界的に歴史的な重要性が高い時代を実際に生きた一人の人間の視点に基づく真正な記録である。

コレクションの原画には長期保存が難しいとされる酸性紙と思われる近代の西洋紙が使用されていました。そこで、大切な遺産を後世へ伝えるため便利堂のコロタイプ印刷で精巧な複製が作られることとなったのです。
更なる詳細は保存処置作業完了とあわせて、明日から開催される九州国立博物館「保存処置作業完了報告展1095日の軌跡」で知ることができます。
4月5日(日)12:00~16:00には1階エントランスにてコロタイプ印刷ワークショップを開催します!「山本作兵衛コレクション」複製に用いられた技術を、ご自分で実際に体験していただけます。無料ですので、是非ご参加ください。
「保存処置作業完了報告展1095日の軌跡」
【期間】4月1日(水)~4月19日(日)
【場所】九州国立博物館 1階ミュージアムホール http://www.kyuhaku.jp/
【関連イベント コロタイプ印刷ワークショップ】
【日時】4月5日(日)12:00~16:00
【参加費】無料
【事前申込】不要
コロタイプ印刷ワークショップについて詳しくはこちら↓
http://takumisuzuki123.blog.fc2.com/blog-entry-81.html

リニューアル新発売!法隆寺金堂壁画 絵はがきセット

2015.03.20


絵はがきセット 〈法隆寺金堂壁画〉(19枚組) 1,500円(税別)

重要文化財指定を受けたカラー撮影原板をもとに焼損前の姿を再現した絵はがきをリニューアル新発売!

白鳳時代に描かれた壁画の馥郁たる線描と彩色をお楽しみください。

全十二画面の壁画すべてを網羅した愛蔵版にふさわしい逸品です。

19枚組、税別1,500円。解説書付きなので、法隆寺金堂壁画の詳細を知ることができます。


お求めは下記店舗または京都本社1階ギャラリー(※開廊は4月5日まで)にてどうぞ!
京都三条富小路店
東京神田神保町店
オンラインショップ
京都国立博物館ミュージアムショップ

「法隆寺金堂壁画写真原板」展

2015.03.16


重要文化財指定記念!法隆寺金堂壁画の便利堂写真撮影原板の展示会を開催します!
便利堂が昭和10年に撮影した法隆寺金堂壁画の写真原板が、このたび国の重要文化財に指定されることとなります!それを記念し、本社ギャラリーにて法隆寺金堂壁画に関する資料を集めた展示会を開催します。法隆寺金堂壁画をめぐる詳細な資料の展示はもちろん、重要文化財となる原板の実物展示や、コロタイプ印刷の法隆寺金堂壁画(第6号壁)の原寸大掛軸の展示、当時の壁画撮影の様子がわかる模型など、充実の内容をご準備しています!
http://takumisuzuki123.blog.fc2.com/blog-entry-80.html
【期間】3月15日(日)~4月5日(日)
【開廊時間】11:00~18:00(会期中無休)
【会場】便利堂コロタイプキャラリー 株式会社便利堂 京都本社1階 ※入場無料
4月4日(土)15:00~は、講師・奈良県教育委員会文化財保護課 神田雅章氏のギャラリートークを実施します。
どうぞお気軽にお越しください。

便利堂撮影「法隆寺金堂壁画」のガラス乾板が重要文化財指定に

2015.03.16


便利堂が昭和10年に撮影した法隆寺金堂壁画の写真原板が、国の重要文化財に指定されます!
「歴史資料の部」8件のうち2件として、文化庁で以下のように発表されました。
「壁画焼損前の彩りを伝える唯一の原板として貴重であり(中略)法隆寺金堂壁画の最も高品質な写真原板であるため、学術的価値が高い。」
「高い撮影技術を駆使して細部に至るまで、巨大な壁画の精緻な記録を作成することに成功したもので(中略)法隆寺金堂壁画の最も高品質な写真原板であるため、学術的価値が高い。」
文化庁の報道発表
http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/2015031302.pdf
さらに詳しくは
http://takumisuzuki123.blog.fc2.com/blog-entry-79.html

メディア情報 『ぶらぶら美術・博物館』にてご紹介いただきます

2015.03.03


3月6日(金)のBS日テレ『ぶらぶら美術・博物館』にて、京都国立博物館ならびにミュージアムショップをご紹介いただきます。
通常1時間番組のところ、19:00~20:54の2時間スペシャルで放送されます。
お時間がありましたら是非ご覧ください。
京都国立博物館ホームページはこちらから
『ぶらぶら美術・博物館』ホームページはこちらから

連続公開講座「京の美意識」@京都嵯峨芸術大学

2015.02.20


京都嵯峨芸術大学で行われる連続公開講座「京の美意識」に、便利堂コロタイプ工房長・山本修が講師として参加します。
【日時】
6月20日(土) 14:20~15:50
【テーマ】
「法隆寺金堂壁画とコロタイプ~再現された壁画の下絵になった印刷技術~」
【内容】
昭和24年の火災により焼損した法隆寺金堂壁画でしたが、コロタイプという精巧な写真印刷を和紙に施し、その上に日本を代表する画伯達が着彩する技法で昭和43年に見事に再現されました。この講座では、法隆寺金堂壁画とコロタイプの関係を中心に文化財保存に貢献するコロタイプ技術の話をさせて頂きます。
関連記事はこちらから
山本は36年間にわたってコロタイプ一筋。これまで手掛けてきた主な文化財複製は、蒙古襲来絵詞・一遍上人絵伝・若冲動植綵絵・正倉院文書などがあります。
便利堂の中でも特にコロタイプを知り尽くした人物です。興味のある方は、またとないこの機会にぜひご参加ください。
「京の美意識」詳細や申込方法はこちらから

メディア情報 『デザインのひきだし24 印刷大図鑑』に掲載していただきました

2015.02.18

ダウンロード
『デザインのひきだし24 印刷大図鑑』の60~61ページにて、「他の印刷方式ではできない印刷結果が得られる」技術として、コロタイプ印刷をご紹介いただきました。
世界で唯一の技術・多色コロタイプ印刷でお作りする絵はがきシリーズ『季趣五題』のほか、本物の水墨画のディティールを緻密に再現した縮小絵巻物をその一例として掲載していただいています。
コロタイプ絵はがき『季趣五題』
 
〈コマドリとアケボノツツジ〉小泉勝爾・土岡泉   〈日本橋〉小村雪岱   各税別200円

〈紅花青花〉安田靫彦  200円(税別)
その他の季趣五題シリーズはこちらから
縮小絵巻物

縮小絵巻物 〈国宝 鳥獣人物戯画 甲巻〉 3,900円(税別)
その他の縮小絵巻物はこちらから
掲載商品は公式オンラインショップまたは直営店舗(京都三条富小路店・東京神田神保町店)でもご覧いただけます。

メディア情報 『和楽ムック 「琳派」最速入門』に掲載していただきました

2015.02.05


154ページにて、京都国立博物館で販売中の商品を紹介していただきました。
掲載商品は『和楽誌上通販』でもご購入いただけます。
http://www.pal-shop.jp/products/detail.php?product_id=19038
ミュージアムショップ・グッズに関するお問い合わせは京都国立博物館ミュージアムショップまでどうぞ!