HA2023 Winners! HARIBAN AWARD 2023
WINNERS
View Grand Prize Winner | Kristine Potter "Dark Waters"
HA2023 I_Awoiska vd molen Juror Interview Awoiska van der Molen Artist
HARIBAN AWARD 2014 Grand Prize Winner
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HA2023 I_Nestan Juror Interview Nestan Nijaradze Co-Founder and Artistic Director of Tbilisi Photo Festival
& Tbilisi Photography & Multimedia Museum
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HA2023 Jurors LEARN MORE HARIBAN AWARD 2023|Jurors Nestan Nijaradze, Rei Masuda, Awoiska van der Molen & Sarah Greene HA2023 10th OPEN CALL 延長 30. June 2023 * 公募期間を延長しました LEARN MORE OPEN CALL | 1. April -
2023年9月1日付けで受賞者を発表いたしました。
詳しくはこちらをご覧ください。

About


便利堂が主催するハリバンアワードは、約170 年の歴史をもつアナログ写真技術と、現代写真のアート性を繋ぐ取り組みです。「玻璃(はり)」とは古い日本語でガラスを意味し、版にガラス板を用いることから玻璃版と呼ばれていました。その名前に由来するこのアワードは、プロ、アマチュアを問わず白黒写真を用いて制作をする全ての写真家・アーティストに開かれています。写真の分野で世界的に活動する審査員による厳選な審査の後、受賞者が選出されます。最優秀賞を受賞した作家は、京都のコロタイプ工房に招聘され、熟練の職人と共に受賞作品のコロタイププリントを制作します。

BENRIDO & COLLOTYPE


便利堂は1887年に創業し、写真古典技法コロタイプを長きに渡り継承してきました。今ではコロタイプを実践する工房は希少となりましたが、繊細な多色刷りコロタイプ技術を次世代に繋ぐべく活動を続けています。

 

コロタイプは、1855年にフランスの科学者アルフォンス・ポアテヴァンによって発明された古典印画技法の一つであり、写真製版印刷の方法として発展しました。当時の写真プリントは画像の保存性が低く、次第に退色したり変色してしまうという欠点がありました。それを補うために、顔料を用いるさまざまなプリント方法が考案され、その中で確立された技法の一つがコロタイプです。

PRIZES


最優秀賞

2週間の京都滞在

 

最優秀賞受賞者の2週間の滞在制作は、2023年10月以降に行う予定です。

 

京都滞在中の活動内容

 

・工房の熟練職人と共に、受賞作のうち8イメージのコロタイププリントを制作します。
・コロタイプアカデミーのコロタイプ手刷りワークショップをとおして、コロタイプの成り立ちとその制作方法を学びます。ワークショップの最初にハガキサイズと8x10inch の版が一枚ずつプレゼントされます。

 

個展の開催について

 

制作した8点のコロタイププリントは、翌年春に開催する個展で発表します。

※ 2週間のレジデンスにかかる旅費、宿泊費、制作費と個展の開催にかかる費用は賞に含まれます。(詳細は受賞者と協議の上決定します。)

審査員特別賞

それぞれの審査員は、審査に応募された作品群の中から審査員特別賞を選出します。審査員特別賞を受賞した作家は選出した審査員から講評が贈られるほか、受賞作品(3点)と略歴が HARIBAN AWARD 2023の公式カタログに掲載されます。また、カタログ完成後に受賞者に謹呈されます。(使用は個人使用に限ります。)

 

さらに、HARIBAN AWARD 2023 では、10回目の開催を記念した副賞として、COLLO-FULL*1 を用いた8x10inch(1画像/10枚)、もしくはハガキサイズ(1画像/100枚)のコロタイププリントの制作の権利が送られます。

便利堂賞

便利堂賞は、便利堂CEO鈴木巧によって選出され講評が贈られるほか、受賞作品(3点)と略歴がHARIBAN AWARD 2023の公式カタログに掲載されます。また、カタログ完成後に受賞者に謹呈されます。(使用は個人使用に限ります。)

さらに、 HARIBAN AWARD 2023 では、10回目の開催を記念した副賞として、COLLO-FULL*1 を用いた8x10inch(1画像/10枚)、もしくはハガキサイズ(1画像/100枚)のコロタイププリントの制作の権利が送られます。

奨励賞

最終審査に選出された上位数名に奨励賞が贈られます。受賞作品(1点)はHARIBAN AWARD 2023の公式カタログに掲載され、カタログ完成後に受賞者に謹呈されます。(使用は個人使用に限ります。)

さらに、HARIBAN AWARD 2023 では、10回目の開催を記念した副賞として、COLLO-FULL を用いたハガキサイズ(1画像/100枚)のコロタイププリントの制作の権利が送られます。


*1 COLLO-FULL: オンライン上でコロタイププリントをオーダーできるサイト

HARIBAN AWARD 2023 公式カタログ

翌年春、受賞者の作品を掲載した公式カタログを出版します。カタログは全ページコロタイプで刷られ、京都の表具師によって和綴の冊子に仕上げられます。


APPLICATION INFORMATION

募集期間

2023年4月1日 〜 6月30日

 
※公募期間を延長しました。
※応募は6月15日 23:59(JST:日本標準時)までとなります。定刻を過ぎると応募フォームが閉鎖されますので、ご注意ください。
 

応募資格

不問

 

テーマ

自由

 

応募作品

8から12点の白黒写真


※画像の最小サイズ:長辺1500px / 72dpi / sRGB, Gray

 

応募料

50米ドル

※早期割引が適用され、4月1日から4月30日は40米ドルとなります。
 4月30日23:59(日本標準時)に50米ドルに変更となります。

 

 

その他、応募に必要な情報

 

応募は、メニューの”APPLY”から行います。

以下の情報を申し込みフォームの内容に従って入力し、応募料のクレジットカード決済後に応募完了となります。
一度申請が完了された内容は、編集することはできません。

個人情報について

氏名
生年月日
国籍
住所・郵便番号
自己紹介(1500字)
略歴 / PDFでの提出も可能

応募作品について

 
題名
制作年
制作場所
作品説明

それぞれの画像について

 
画像の題名
制作年
制作場所

Jurors

Image © Guram Muradov (original portrait has been cropped and colour edited for award programming). 

ネスタン・ニジャラッツェ

トビリシ写真フェスティバル及びトビリシ写真マルチメディア美術館の共同設立者兼芸術監督

1971年、ジョージア・トビリシ生まれ。ジョージアのトビリシ国立大学のジャーナリズム学部を卒業し、2003年にパリ大学(パリ第7大学)で映画とオーディオビジュアル研究の修士号を取得した後、トビリシに戻り写真キュレーターとして務め始め、地元、地域、国際規模でジョージア視覚文化の豊かな伝統の推進に取り組んでいる。ニジャラッツェは2017年に設立され、2019年9月に開館した写真・ビデオ・ニューメディアなどの現代映像に特化したジョージア初の施設、トビリシ写真マルチメディア美術館の共同設立者兼芸術監督である。また、トビリシ写真フェスティバルの共同創設者兼芸術監督でもある。

増田 玲

東京国立近代美術館主任研究員、キュレーター

1992年より東京国立近代美術館に勤務、写真コレクションの収集・展示や写真展の企画を担当してきた。担当した主な展覧会に「大辻清司写真実験室」(1999)、「ドイツ写真の現在」(2005)、「高梨豊 光のフィールドノート」(2009)、「鈴木清写真展 百の階梯、千の来歴」(2010)、「奈良原一高 王国」(2014)、「トーマス・ルフ」(2016)など。筑波大学大学院地域研究研究科修了。

アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレン

アーティスト

アムステルダム在住のオランダ人アーティスト。2003年、オランダのブレダ・セント・ヨースト・アカデミー(Breda St. Joost Academy)で写真学修士号を取得。自然界で捉えた永続的なモノクロ写真で知られている彼女の作品は、世界中の多くの施設で展示されている。ヴァン・デル・モレンは2019年にプリピクテ賞、2017年にドイツ証券取引所写真財団賞の最終選考に残り、そして2014年には第1回ハリバンアワードの大賞を受賞しています。

Image © Sarah Greene (original portrait has been cropped and colour edited for award programming). 

サラ・グリーン

ブルーロータス・ギャラリー&エディションズ(香港)創設者兼ディレクター

1998年にゲント大学でアジアの芸術と文化を専攻し、修士号を取得したグリーンは、様々なメディアで活躍する地元の才能を支援する目的で、2007年にブルーロータス・ギャラリーを香港に設立した。現在、ブルーロータスは写真のみに焦点を当て、様々な展覧会や書籍を通して、香港の文化やアイデンティティを表現している。グリーンは、ロマン・ジャケ・ラグレーズ、トゥゴ・チェン、KCクワン、クリストファー・バトンなど、香港の新進写真家のキャリアをスタートさせることに尽力してきた。また、ファン・ホー、グレッグ・ジラード、イアン・ランボットといった世界的に有名なアーティストの代理も務めている。2022年に「blue lotus editions」と名付けられた出版プログラムを展開し、香港とその先に関連する視覚的物語のコレクションを創っている。

Schedule

公募開始:
2023年4月1日

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公募終了:

2023年6月30日(日本時間 23:59)

            |

審査(非公開で行われます)
*ショートリストの発表はありません

            |

受賞者の発表:
2023年9月上旬

・最優秀賞受賞者のレジデンスは2023年10月以降に開催の予定です。
・最優秀賞受賞者の個展は2024年春に開催の予定です。
・HARIBAN AWARD 2023 公式カタログは2024年4月の出版予定です。

 

Judging Process

 

一次審査

全ての審査員によって一次審査が行われます。審査員は、それぞれの応募作品に対し五段階評価で点数をつけ、一次選考を通過した作品は二次審査に進みます。全ての審査はオンライン上で行われ、それぞれの審査員が個別に実施します。

最終審査

全ての審査員によって最終審査が行われ、ファイナリスト及び最優秀賞受賞者が選出されます。一次審査を通過した応募者の作品に対し、審査員は改めて五段階評価で点数をつけます。四人の審査員の評価点を累積し、最高得点を獲得した応募作品が最優秀賞に選ばれます。全ての審査はオンライン上で行われ、それぞれの審査員が個別に実施します。

*応募が多数に及んだ場合は、便利堂ハリバンアワード事務局によって事前審査をおこなう可能性があります。

FAQ

よくある質問

*重要なお知らせ:
日本標準時(2023年6月30日、23:59 JST)に合わせて応募を締め切りますので、日本国外から応募される場合は時差にご注意ください。締切時刻を過ぎてからの応募は受け付けません。

Q. 12点以上の作品を複数回に分けて応募できますか?

A. いいえ。一人につき1回の応募とします。

Q. 応募作12点はシリーズですか? オムニバスでもいいですか?

A. シリーズでという決まりはありません。審査員がどのように判断するかはわかりませんが、シリーズでの応募が審査員に強い印象を残すのではないかと考えます。

Q. ヌードや物議をかもすテーマでも応募可能ですか?

A. 基本的にどのようなテーマでも応募可能ですが、あからさまに公序良俗に反するものはお控えください。

Q. 紙焼きやスライドなど、アナログでの応募はできますか?

A. 申請は公式ウェブサイト上の応募フォームからのみとなりますので、デジタル画像に限らせていただきます。ただし、制作過程がアナログであったか、デジタルで制作されたかは問われません。

Q. 京都滞在の詳細を教えてください。

A. 最優秀賞受賞者は2023年10月以降、京都に2週間滞在し、便利堂コロタイプ工房で職人とコラボレーションしながら作品を制作をします。その後、2024年に京都市内に会場をお借りして個展を開催し、制作したコロタイププリントを発表します。
* レジデンスや個展の具体的な日程は相談の上決定します
* 個展期間中の作家の渡航費や宿泊費は賞に含まれません。

Q. 新型コロナウィルス感染症による海外渡航の制限等が緩和されつつありますが、京都でのレジデンスや個展等のプログラムは以前のように開催されますか?

A. 新型コロナウィルス感染症の蔓延にともなう影響については、予測ができないのが現状です。公募は予定通り実施しますが、結果発表後のレジデンスや個展のスケジュールについては、日本および、受賞者のお住まいの国や地域の安全ガイドラインに従って都度調整いたします。

*新型コロナウィルス蔓延に伴う当プロジェクトに関する問い合わせは、直接下記メールアドレスへお送りください。
haribanaward@benrido.co.jp

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